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最初この作品を見た人は、違和感を覚え、或いは面食らうかもしれない。 中学生のクセにやたら大人っぽい台詞回し。しかし彼らが懸命に追う事件は落書き犯レベル。 学園の生徒は、犯罪者も一般人も一クセも二クセもある奴ぞろい。 学園の中で潜入操作が成立すると言う事からして、その不可思議さは解ろうと言う物。 無理やりな追跡シーンにも違和感を覚えるかもしれない。 だが慣れるとそのギャップが笑えたり格好よかったり。 (余談だが、この変さは「ディスコミュニケーション・学園編」の完成形と言えるかもしれない。 自分はディスコミは、初期シリーズが好きだったけど。閑話休題) この作品のミソは、多くの人が指摘しているように、海外刑事ドラマのフォーマットを学園にそのまま当てはめているコンセプトにある。 「既存の二つのネタの結合」と言うのは、ツボにはまると俄然面白くなるもので、元々アメリカで蓄積されていた刑事ドラマのノウハウがそのまま使える事で、しっかりしたドラマと、大人がニヤニヤできるパロディが成立する事となった。 →公式ページ(海外) →フィルモア事件ファイル ※まあ、自分も、見始めた当初は「ディズニーだけあって、しっかりしたストーリーだな」程度の印象だったので、 未見の方はそんなに期待せず、じわじわとハマって行くのがよろしいかと。 |