Cartoon

カートゥーン・ネットワークの何が良いかって


X-MEN:Evolutionの何が良いかって
まずイイのは、「ビバヒル」ばりの人間模様。
時に解りやすく、時に微妙なやりとりで、やはり人間がしっかり描かれてると見ごたえあります。歯がゆさにツッコミ入れつつも(^^;
ツッコミと言えば、出てくる登場人物が本当に「マヌケ!」と口走ってしまうような欠点だらけのところがあるのです。
ふと、ゲーム小説の傑作「ドラゴンランス戦記」にもこれは言えたなと思い出しましたが、あっちでは「しっかり者のヒロインとヘタレなヒーロー」と言うのが定番なのでしょうか。
(日本のヒーローのように「ヘタレのふり」をして三味線を弾いているのと微妙に違って、「能力はそれなりなのに、人間的に欠陥だらけ」なんだよなあ。もちろん、いざと言うときにはちゃんと決めるのだが)

当然、正当ヒーロー者として、SF的アイディアに満ちた特殊能力の数々も良い。
(今の特殊能力ヒーローは皆X-MENをルーツにしているフシがあるわけで)
Justice Leagueの何が良いかって
まず、スーパーマン&バットマン他ヒーロー全員集合のゴージャスさがイイ。
いつも前編後編2話構成なので、この辺もゴージャスでイイ。
前編最後の引っ張りがいつも巧いんだ。
SuperManの何が良いかって
海外のドラマやアニメは自立型のカッコイイ女性が多くてとても好みなのですが、
ブルース・ティムの関わってるワーナーアニメの絵はとてもイイのですが、
中でもSuperManは女性キャラに関しては(絵もキャラクターの見せ方も)一歩抜きん出ている感じです^^
クラシック主体のBGMも合ってて格好いい。
BATMANの何が良いかって
このシリーズは、ブルース・ティムらスタッフによって、カートゥーンのアメコミアニメが今の(俺の好きな)スタイルになったターニング・ポイント的作品らしい。
それだけに、やや旧さを感じさせる(初期エピソードは特に)
全体的に暗い色調で、野暮ったい音楽と相まってアダルトな世界を構築している。
オープニングのカッコよさは群を抜いていて、サブタイトルなどのデザインも非常にイカス。
BatmanBeyondの何が良いかって
海外のドラマやアニメはイカす会話が多いのですが、台詞回しに関してはBatmanBeyondが一歩抜きん出ている感じです。
頑固爺さんと化したブルースとテリーの会話がイイ。
しかし、邦題が「バットマン・ザ・フューチャー」になってるのがちょっと残念かも^^;
TeenTitansの何が良いかって
評価に惑う作品だ。
日本のANIMEの手法を多く取り入れるも、それは初めて触れる人には、なんともちぐはぐで中途半端に映る。
しかし、なんだか目が離せない。
ツッコミ入れながら見ているうちに、感情移入している。

つまり、TeenTitansと言うのは恐らく、優秀で大人なスタッフが作る物語に視聴者が身をゆだねるバットマンやジャスティスリーグなどの作品に対し、
「今日は良かった」「今日はイマイチだった」
と一喜一憂するタイプの作品なのだろう。
(この辺も日本のANIMEやMANGAに近い)

キャラの魅力は一頭抜けている。
他の洋アニメに比べて深い造型とは、決して言えないのだが、デザインはやはり優れているし、 そして何より、未完成キャラだからこそ想像をかきたてられる部分があるのだろう。

実際、このサイトにおけるTTの扱いはX-MENと並んでるし、特に絵の量は他作品に比べて圧倒的に多いわけで、 この辺にTTの持つ魅力が現れていると思う。
PowerPuffGirlsの何が良いかって
とにかくカワイイ(笑)
まあ「萌え」のツボを突いてる・・・とか言う言い方はもう氾濫し過ぎてる表現だけど、とにかく要所で描写が巧いのです。
で、その可愛いガールズを博士が猫かわいがりしてるのがイイ。
博士のみならずタウンズ・ビルの人たち全員愛しちゃってるのがイイ。
しかし、カワイイだけじゃなく、いつも強烈なギャグと皮肉とパロディがこめられてるのがイイ。
大人ギャグも随所にあるのがイイ。
「これ、大人じゃねーとわかんねーだろ」

例えば、「みんな大好き!」の回。
町の住人が操られて、ガールズを襲うと言う、ヒーロー物にはありがちなエピソードなのだけど、
普通のヒーローだったら、一般市民は絶対手にかけないところ。
でもガールズは殴っちゃう(笑)。
そんな風に時にパターンを壊し、突き放した落ちに持っていく事もある、それも魅力の一つなのです。
Dexter's Laboratoryの何が良いかって
発明ギャグは楽しい。
離しっぱなしのブラックなオチが多いのが良い。
カット割りで笑わせて魅せる(だから、多くの国や年齢層に受け入れられるのだと思う)、やはりGendy Tartakovskyは天才だ。

つーか、姉のDeeDee萌え。
金髪ツインテールなら何でも許されるのかってーと、結構そうかもしれない(爆)
まあ、あれぐらい弾けて(壊れて、とも言う)る方が見てて楽しいし、俺的には好き。
で、その二人が離れられない永遠のダメ姉妹を形成しているのがイイ。
で、二人の両親はまるっきりダメ男(でも決めるときは決める)パパと、しっかり者(色気もあり)のママ。
ある意味まさに理想の家庭だよv
さすが、ホームドラマ王国のアメリカというところ。

動きと音がマッチした見事なオープニングは必見。
「DeeDee禁止マーク」などデザインのセンスもイイ。
Johnny Bravoの何が良いかって
Cartoonに出てくる女性はいずれも強くて色っぽいのだが、このコメディもその例外ではなく、毎回毎回ゲストのいい女がJohnnyを振ってくれるv
で、その振られっぷりバカっぷりが、とことんスラップスティックで下らなくて楽しい。
きっと、これを見る視聴者の多くは「俺の方がなんぼかマシだな」と思う一方で「俺もここまでバカになりたい」と言う憧れを抱くんだろうなあ。
2004年11月の番組改編での復活が一番嬉しかったのは、意外にこのアニメだったりするかもv
Grim&Evilの何が良いかって
ブラックな要素の多いカートゥーンのなかでも、極め付けにブラックなコメディ。
当然マンディ萌え。
金髪ロリ+性格が悪いと来ればな!
世界観とキャラの魅力の割に、ギャグやストーリーはもう少しかも(この手のギャグは好き嫌いが分れるし、日本と海外とで感覚に大きく隔たりがある部分でもあるし)
でもやっぱりセンスはイイ。
ビリマンは向こうのアニメの幾つかがそうであるように、
1)ビリー&マンディ
2)コンカルネの野望
と言う二つのほぼ別個のストーリーが交互に放映されるようになっている。
つまり(1)がGrimであり(2)がEvilなわけ。
2)に出演するDr.ガストリー少佐も萌えるぞ。
Duck Dodgersの何が良いかって
Cartoonに出てくる女キャラ達はいずれもクセのある可愛さを持っている事が多いのだが、これも火星の女王をはじめ可愛くも手強い女キャラの多い作品。
でも俺は、この手の大ボケギャグは苦手かも。
正直キャラ萌えで見てる部分は多い。
あと、昔のスペオペ好きにはノスタルジーに浸れる部分もある。
ハイハイ・パフィーの何が良いかって
ハグが多い。・・・じゃなくて。

日本のミュージシャンPuffyを主人公にした海外アニメ。
と言う話を聞いた時には、「子供向けかな」とそれほど食指も動かなかったんだけど、 実際アニメとして動くところを見れば、そのセンスの良さに脱帽、人気の秘密も納得。
日本では「パフィーのアニメ」と言う企画の部分ばかりが取り上げられるのだけれど、その実態は優れたデザインセンスとゆるいストーリーと言う典型的なCartoon。
キャラデザインも、日本アニメ風のキラキラした感じと、ポップ系のシンプルなデザインが巧く融合している。
そんなわけで、ポップン系の萌えが解る方には必見です。
最初は「優れたミュージックビデオ」だと思って入るのがいいかも。
英語音声で聞くと、要所でカタコト日本語が入るのが楽しい。

ところでこの作品、テレ東版では、相当量なカットが入っていて、そのバージョンは相当つまらない。
逆に言うと、カットのお陰で、HiHiの本来の面白さが浮き彫りになったわけだが、 つまり、この作品はストーリー上それほど必要のない遊びの部分にこそ、真の面白さがある。
起承転結で言うところの承でどんどん盛り上げるところが面白いし、演出のセンスを感じる。


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